2013年12月11日水曜日

屋外作品のメンテナンス

美術館の大切な仕事のひとつに作品の保存があります。
今回は屋外彫刻のメンテナンスについて紹介します。
岐阜県美術館の庭園にはたくさんの作品が設置されています。
作品担当者は定期的に作品の状態をチェックしたり清掃したりしています。
10月中旬にはルノワール《勝利のヴィーナス》とマイヨール《地中海》の清掃・表面のコーティングを専門家とともに行いました。
この日は快晴。まさにメンテナンス日和でした!

まずは水と専用の洗剤を使ってブラシで優しく表面を清掃。















なんだかシャンプーしているみたい!
















その後、紫外線などから作品を守るために保護膜としてワックスを塗布しました。



 この作業はワックスのムラができないようにするのがポイント。柔らかい布を使って表面全体になじませていきます。作品に触れて作家の手仕事を感じる楽しい時間でもあります。

とってもきれいになりました!












12月には《アララトの舟》の清掃を行いました。
みなさん、この作品をのぞきこんだことはありますか?
舟の中にはいつも水が入っているんですよ!
まずは水を抜いて舟の中の掃除。それから舟の台部分と手前に置かれた大理石を清掃しながら、新しい水を溜めました。
ついでに周りの落葉も拾ったり…。
作品がきれいになるのはうれしいですね。

たっぷり入った水を抜くだけでも結構大変です。舟の底には落葉や枝が溜まっていました。











 
12月のわりには暖かく、紅葉もとてもきれいでした。

脚立の上での作業や器具の取扱いも手慣れたものです。















大切な作品たち、これからもきちんと管理していきたいと思います。(M.M)






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